レコチョクについて
レコチョクのエンジニア
採用情報
会社について
生成AIやweb3などの最新技術で
音楽業界の課題を解決する
横田直也 AI/web3 エンジニアリングマネージャー 2014年中途入社
生成AIやweb3などの最新技術で
音楽業界の課題を解決する
2024年1月16日掲載
横田さんの現在の業務内容について教えてください。
次世代ビジネス推進部という部署で、生成AIやweb3というような最新技術を使って音楽業界の課題を解決するために、どのようにアプローチしていくべきかの全体指揮をとっています。
人や組織のマネジメント、予算管理、開発進行まで、ほぼすべて行っています。
レコチョク入社前から、そのようなお仕事をされていたのでしょうか?
レコチョクは3社目ですが、キャリアとしては新卒からエンジニアをやっています。
数千万とか数億ぐらいあるトラフィックを捌くような大きな会社でエンジニアとしてスタートし、次は新しいプロダクトやサービスを作るところからチャレンジさせてくれる会社で働きました。そこでは新しいプロダクトをゼロから作って、1日のPVがゼロに近いようなことも経験しました(笑)。
その後、もともと高校の頃からバンドをやっていたこともあり、音楽の仕事がしたいという思いが強かったため、レコチョクを受けました。
入社されて、どのような印象を受けましたか?
正直、2014年に僕が入社した頃は、“エンジニアの扱いがひどい会社”というのが第一印象でした(笑)。
狭い部屋にエンジニアが押し込められて、腰を痛めそうな椅子に座らされて、好きなようにPCも選べず、自由に開発できないルールが多くありました。
それがどのように変化していったのですか?
入社した当時、エンジニアは外注がメインで、内製化へ方針変換をした頃でした。まずは環境づくりとして、PCはMacにしてほしい、機種は選べるようにする、椅子などの作業環境改善など、バンバン意見を言わせてもらいました。それらをしっかり聞いて改善してもらえて、そこから徐々にエンジニアが働きやすい環境になりました。
エンジニアを内製化していくことのメリットはどのようなところですか?
小回りが効くのは間違いないです。自分たちでどういう作り方にするか決められること、いつまでにどういったものが開発できるかというところもメリットだと思います。
今までは誰かが作ったプロダクトを使ってどのように商売していくかを考えるような組織だったと思うのですが、エンジニアを内製化することで、プロダクトが我々のもので、それがどのように作られて、どこに魅力があるか?そのようなプロダクトの強みを、営業する人も企画する人も開発する人もしっかりわかったうえでサービスを運営していくことができることが強みかと思います。
これまでに横田さんが提案して採用された事案はありますか?
僕が入った当初は、数百万楽曲を管理して配信するデータベース周りの“配信基盤”と言われるシステムを開発するところに携わっていました。
ちょうどリニューアルの時期で、いろいろと大変でした。その後は「プレイパス」というCDやDVD/Blu-rayに封入されている専用カードのQRコードを読み取ると、その場で音楽や動画がスマホにダウンロードされ、専用のプレイヤーアプリで再生ができるアプリのプロダクトマネージャーを務めました。
「プレイパス」のアプリがiOSとAndroidランキングの1位を取るなど、高い評価をいただきました。
現在、次世代ビジネス推進部では、具体的にどのようなことをされているのでしょうか?
最初は、web3領域でNFTの開発から始めました。2年目ぐらいから、NFTをどのように音楽と絡めたら売れるのか模索を始めました。
ただ、新しい技術やサービスなので、著作権周りのハードルも高く、著作権管理団体との交渉も非常に大変です。権利処理とブロックチェーンは相性がいいはずなのですが…。できる範囲からカタチにしています。
たとえば、ライブに来た人たちに、ライブに来たことの証明としてのNFTを無料でプレゼントする。さらにその先に、そのNFTを持った人たちだけが集まれるコミュニティのようなものが作れたら面白いよねとか。そういう会話をしては、カタチにしています。
他には、NFT本体をチケットにした“レコチョクチケット”を作りました。
これは転売も難しいですし、二次流通も制御できるし、誰が買ったかという証明もやろうと思えばできます。
俳優の宅間孝行さんの新プロジェクト「タクラボ」第一弾で導入いただき、来年開催の第二弾、第三弾でも導入いただくことが決定しました。
AIやweb3といった技術は進化していますが、ユーザーの人たちにももっと知ってもらわないといけないことも多そうですね。
そうですね。現状、なかなか理解してもらえないことが課題だと思っていますが、どこかのタイミングで一気に広がるのではないかと思いますね。
今まさにweb3やNFTなどのブロックチェーン周りのところを、国策としても力を入れようとしているので、それこそ大阪万博で電子チケットが導入されるとか、芸能の分野でもレコチョクのチケットを使いたいといったお声がけをいただいており、チャンスはまだこれからではないかと思います。
横田さんがこれから挑戦したいことはどのようなことですか?
僕が挑戦したいことは、もうサービスの成功以外にはないですね(笑)。
新しいことで、しかも自分がやりたかったことや自分が提案したことを、ここまでやらせてもらえる会社はそうそうないと感じています。
なので、しっかり結果として成功に導きたいというのが直近の大きな目標です。失敗もキャリアとしては大事なことだと思うのですが、成功へキャリアを継いでいきたいとい思っています。
成功させるためには、どのようなことが必要でしょう?
技術的には常に最先端を突っ走って覚えていかなければいけない、学んでいかなければいけないという部分があるのですが、プラスしてプロダクトもしっかり見ることができて、そのプロダクトが成功するようなスキルをちゃんとつけていく。
その成長の先、イメージしているところはありますか?
僕に限らず、エンジニアはやっぱり、スティーブ・ジョブズなどのイノベーションを起こした人への憧れが大きいのではないかと思っています。特にうちの部署はどのエンジニアもそう思っているのではないかと思います。
Macを作って、iPadを作って、iPhoneを作って、といったワクワク感みたいなところはエンジニアとしての憧れが強くあります。
プロダクトを作って世に出すという意味では、やはり天才的な人であり、本物のプロダクトマネージャーだと思っているので、その姿を追いかけていきたいです。
横田さんが思うレコチョクの魅力とは。
意志があれば、挑戦させてもらえる環境を用意してもらえるところでしょうか。
個人的には次世代ビジネス推進部は他の部署からはキラキラした環境だと思われているんだろうなと感じているのですが、そう思われているとしたら、しっかりブランディングができているからだと思います。
実際は、めちゃくちゃ泥臭いことしかやっていなくて、やらなければいけないことをしたうえで、自分たちの意志を反映している。だから人より大変な部分もありますが、それを挑戦させてくれるのがレコチョクのいいところかなと思います。
※本記事のサービス名称や所属・役職等は取材当時の内容です。