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アーティストとリスナーを繋げることのできるプラットフォームを目指していきたい
Eggs座談会
アーティストとリスナーを繋げることのできるプラットフォームを目指していきたい
2020年2月1日掲載
権藤 洋一郎
プロジェクトマネージャー
[2017年入社]
森 稀沙南
企画
[2017年入社]
2015年にドコモさん、タワーレコードさんと3社で「Eggsプロジェクト」としてスタートし、 2019年12月にタワーレコードさんと株式会社エッグスを設立し、本格的に事業化されました。 まずEggsについて教えてください。
森:私は「インディーズ・アーティストの活動支援プラットフォーム」だと思っています。 ただ、これから株式会社エッグスが目指していく道としては、プラットフォームだけじゃなくて、 ライブだったり、音楽配信やグッズ販売だったりと、 アーティストの活動の幅を広げてあげられるようなサービスになっていきたいと思っています。
お二人はそれぞれ、どのようなお仕事をしているのでしょうか?
権藤:今、現行のEggsというサービスとは別に、インディーズ・アーティストが楽曲登録することで、いろいろな音楽配信サービスに配信でき、 その音源を使ってCDの制作委託やタワーレコードさんでの販売契約まで、 ワンストップで展開できる新サービスを立ち上げていて、僕はそのシステム業務をメインに担当しています。
森:私はアーティストさんや企業さんと向き合っていて、新サービスにまつわる企画やアーティストへの音楽配信の提案、 オーディションの企画運営・審査、主催イベントの企画・運営等を担当しています。
新会社設立、新しいサービスの開始ということですが、立ち上げ時にはシステムの担当者もサービス運営の担当者も一緒に会議を行ったそうですね?
森:初期の頃はそうでしたね。
権藤:ゼロベースで考えていかないといけなかったので、エッグスに関わっている全員で、いろいろと意見を出し合って決めていきました。
森:合宿をやったりもしましたよね。Eggsはどんな未来に向かっていくのか、みたいなところを1日かけて話し合って。 システム、サービスが一体となって集中的に会議をする場でした。
今の仕事の中でやりがいを感じるときはありますか?
森:自分が実施した企画、例えばイベントやオーディション、ライブなどがあるんですが、アーティストと距離が近いので、 ダイレクトで「ありがとうございました。このイベントに出られてよかったです!」みたいな言葉をいただくと、やってよかったなーって思います。 結構大変なこともあるんですけど(笑)、そういう言葉を聞くと、報われたなと思います。
権藤:そっか。僕も近いんですけど、イベント参加者の反応を見た時ですね。 Eggsは特に熱量の高いリスナーがいっぱいいらっしゃって、Twitterなどでも「こういうイベントがあってよかった!」とか、 そういう反応を見ると嬉しいなと思います。
森:やってよかったなって思いますよね。 アーティストさんもSNSで「Eggsに曲をアップしました」と書いてくださったり、またそれに対するファンの方の反応を読んだりすると、 Eggsアプリを使ってくれている人がたくさんいるんだな、と嬉しくなります。
Eggsの知名度をあげるためにどんなことをされていますか? ロックフェスとのコラボオーディションなどもよくしていると思うんですが。
森:そうですね。Eggs立ち上げの時からそのようなイベント関係の方々にはたくさんお世話になっています。 一緒にオーディションを実施させていただいて、グランプリはオープニングアクトとしてフェスに出演できる、といった企画も毎年やらせてもらっています。
“未確認フェスティバル”はEggsを代表するようなイベントだと思いますが、 他にも“FUJI ROCK FESTIVAL”や“ツタロックフェス”など様々なイベントとお取組みさせていただいています。 また、事務所やレーベルのみなさま、学生の方々などからもオーディションプラットフォームとしてご利用いただいてます。
最近は自主企画イベントもよくやっています。 Eggsの認知向上やサービスを訴求するうえでも、リアルな場でのイベントの開催は大事だと思っています。
今後の課題はありますか?
権藤:アーティストの課題解決はもちろん大事なのですが、インディーズ音楽を媒介して、 よりアーティストとリスナーを繋げることのできるプラットフォームを目指していきたいなと思っています。
森:リスナーはもっと良い音楽を知りたいという願望があって、アーティストはもっと音楽を発信・拡散したいという課題があると思うんです。 なので、それを解決できるような提案ができるプラットフォームになれればいいなと考えています。 例えば、音楽含め文化ってどうしても地方と東京との格差がでてきてしまうと思うんですが、 それを場所に関係なく平等にチャンスや機会が与えられるような、そういう企画もやっていきたいですね。
エッグスの今のチームはどんなチームですか?
権藤:エンジニアチームは、結構音楽好きな人が集まっていて、よくプレイリストや音楽の情報交換をし合っています。 レコチョク全体からみても、音楽好きの割合が高いメンバーだと思います。
森:総合職チームは個性的な人が多いですね。あと、中途入社された方も多く、専門スキルの高い方が多いので、吸収することがたくさんあります。
権藤:システムと総合職のチーム間でいうと、情報連携はすごく早いですよね。
森:そうですね、社内ではシステムと総合職の垣根が最もないチームかなと思います。
権藤:エンジニアとして技術を追い求めたいというエンジニアは結構いると思うんですけど、サービス視点を持っていて、 “こういうサービスにしていきたいから、こういうものを作りたい”と自分で考えることができる人には向いているチームだなと思います。
それでは、それぞれのこれからの展望を聞かせてください。
森:「森に任せておけば大丈夫」と言ってもらえるような仕事を一つでも多く作ることが目標です。 ひとつの物事を突き詰めた、その道のプロフェッショナルみたいな人に魅かれるので、 今年は失敗しても成功しても「これをやったんだ!」と言えるものをたくさん作っていきたいです。
権藤:今は新サービスの業務に携わっていますが、そのサービスが成長していく過程で、 アーティストの方が持っている課題を解決できる一助になれればいいな、と思っています。
※本記事のサービス名称や所属・役職等は取材当時の内容です。